2020年04月03日(金)

新型コロナウイルス感染症疑いに対する当院での対応について

新型コロナウイルスの感染者増加が全国的に広がっております。特に都内を始めとした大都市など人口の密集した地域に顕著な傾向であるのは明らかです。
しかしながら、未確認であった地域にも少数ながら発生し始めていることも現状としてあります。
当院では患者様への診療提供を引き続き行っていく傍ら、少しでも院内感染のリスクを防いでいくことにも全力を傾けなければなりません。
一方、マスク、消毒液、のみならず手袋、防護服、といった医療用物資は全く入荷の目処が立たず、診療続行に暗い影を落としております。
そこで、今後対応せねばならないであろう軽症あるいは無症状のコロナ感染者を想定した診療行為を如何に行っていくべきか、検討に検討を重ねておりますが、正直、最善の道が見えてこない現状であります。
まず、お伝えしたい事がいくつかあります。

・帰国者・接触者相談センターへご相談いただく症状に関しては報道されておりますが、これまで通りですので個別で行っていただきます。
なお、嗅覚異常、味覚異常といった症状がコロナ感染疑いの所見として挙げられるようになってきております。

相談したが近隣の医療機関受診を勧められた、という患者様、または感染の可能性について判断不能であり、お風邪のような症状がございます患者様に対しては以下の通りです。

・お風邪のような症状、あるいは直近の発熱など軽症の諸症状に対する投薬ご希望の場合、なるべく診療時間のうち他の患者様に接触する機会を避けるための時間を当院から指定させて頂き、診療スタッフや医師との接触をなるべく軽減した診療行為に控えさせて頂く場合がございます。
(電話応対での投薬、処方箋のお渡しなど)

症状が軽微であっても、まずはお電話でのお問い合わせの上、ご相談ください。
また、ご自宅での療養が可能である場合は、他者との接触を避け、なるべく安静にして経過を見ていただくこともお考えください。